非住宅建築物瑕疵保証制度
瑕疵保証制度とは
店舗や施設、教育施設や老人ホームといった、住宅の用途を含まない「非住宅建築物」を供給する建設会社向けの瑕疵保証制度です。
本制度を利用することで、取得者に「建物の基本的な構造耐力」「防水性能」に関する10年間の瑕疵保証を提供することができます。
対象となる建築物
| 用途 | 用途に住宅を含まない建築物
|
|---|---|
| 規模 | 延べ床面積や階数を問わず利用可 |
| 構造 | 構造を問わず利用可 |
保証内容
保証の対象
建物の「基本構造部分の基本的な構造耐力性能」と「防水性能」
保証期間
建物の引渡しから10年間
保証限度額（1棟あたり）
2,000万円、3,000万円、4,000万円、5,000万円 から選択
免責金額等（1事故あたり）
免責金額：10万円 縮小てん補：80％
瑕疵保証制度の概要
住宅技術協議会は保証制度の管理者として、保証制度の対象として適切に建設されていることを確認するため、建物の建設中に3回検査を行います。
建物の完成後、建設会社から完成引渡しの通知を受けて「制度加入証明書」を発行し、建設会社と建物を損害保険に付保します。
保証制度の対象となる事故が発生した際に、建設会社が保証約定に基づいて保証責任を履行した場合に、住宅技術協議会を通じて損害保険から保険金が支払われます。
検査のタイミング
検査は建物の階数に応じて次のタイミングで実施することを基本としています。
| 階数 3 階以下 |
1回目：基礎配筋工事の完了時 2回目：建て方完了時(木造・鉄骨造)または屋上スラブの配筋工事の完了時（RC造） 3回目：防水工事の完了時（共通） |
|---|---|
| 階数 4 階以上 |
1回目：基礎配筋工事の完了時 2回目：2階～最上階のうちのいずれかの階のデッキプレートの施工完了時（鉄骨造）または床の配筋工事の完了時（RC造） 3回目：屋上の防水材の施工完了時（共通） |
利用料金（税込）
3回分の検査料を含む
木造建築物
| 延床面積 | 保証限度額 | |||
| 2,000万円 | 3,000万円 | 4,000万円 | 5,000万円 | |
| 150㎡未満 | 138,600 円 | 204,600 円 | 237,600 円 | 276,100 円 |
|---|---|---|---|---|
| 150㎡以上250㎡未満 | 190,300 円 | 229,900 円 | 261,800 円 | 300,300 円 |
| 250㎡以上500㎡未満 | 250,800 円 | 267,300 円 | 300,300 円 | 333,300 円 |
| 500㎡以上750㎡未満 | 278,300 円 | 294,800 円 | 327,800 円 | 360,800 円 |
| 750㎡以上1,000㎡未満 | 289,300 円 | 305,800 円 | 349,800 円 | 393,800 円 |
| 1,000㎡以上2,000㎡未満 | 357,500 円 | 374,000 円 | 418,000 円 | 462,000 円 |
木造以外の建築物
| 延床面積 | 保証限度額 | |||
| 2,000万円 | 3,000万円 | 4,000万円 | 5,000万円 | |
| 150㎡未満 | 149,600 円 | 328,900 円 | 405,900 円 | 485,100 円 |
|---|---|---|---|---|
| 150㎡以上250㎡未満 | 190,300 円 | 364,100 円 | 440,000 円 | 525,800 円 |
| 250㎡以上500㎡未満 | 289,300 円 | 382,800 円 | 476,300 円 | 558,800 円 |
| 500㎡以上750㎡未満 | 325,600 円 | 410,300 円 | 503,800 円 | 597,300 円 |
| 750㎡以上1,000㎡未満 | 360,800 円 | 437,800 円 | 536,800 円 | 635,800 円 |
| 1,000㎡以上2,000㎡未満 | 429,000 円 | 539,000 円 | 649,000 円 | 764,500 円 |
延べ床面積2,000㎡以上の建物の制度利用料については、都度見積となります。
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